カンジダはうつ病と誤診されることもある病気です

カンジダは感染症のなかでも比較的ポピュラーな存在です。
そもそも原因菌であるカンジダ菌自体は人の体の中に普通に存在する常在菌ですから、体調や環境の変化によって自然にカンジダを発症するという女性もそれなりに見られます。
症状としては性器の違和感や難治性の歯周病、関節痛などが主なもので、基本的にはこうした症状が見られてから検査を受けることによって病気としての特定が出来るようになっているのですが、実はカンジダは精神的な症状が見られることも多いのです。
カンジダ菌感染症が発症した場合には先ほどの症状に加え、「何となく気だるい」というようなことや「不安感が強くなる」といったようなことを感じる人がかなりいます。
むしろこうしたシグナルは人によって程度の差があるだけで、微妙な変化を含めれば高確率で見られるものです。
こうしたことを感じるようになって「精神的な病気かもしれない」と考えてメンタルクリニックなどを受診すると、そこで「軽度のうつ病」として診断されるケースは少なくありません。
そうなると自分はうつ病だから薬を飲めば治るだろうというように考えてしまうこともあり、継続して抗不安薬を服用して治療に臨むということになってしまうのです。
ですがしかしカンジダによる精神症状は感染が原因である以上、抗不安薬をどれだけ飲んだとしても一時的な緩和にしかなりません。
むしろうつ病だと診断されてしまったことで他の病気ではないかという疑念が無くなり、カンジダの発見と治療の開始が遅れてしまうこともあります。
そうなると感染症としての治療が長引くことになってしまいますから、もしも性行為を行ってから精神的な不調が見られるようになったというような場合や、精神的な不調に加えて関節痛や性器の違和感が感じられるようになったというような場合にはなるべく早期に産婦人科や泌尿器科を受診するようにしてください。